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6月3日:山武市成東の放射線測定値

2011年06月03日 · コメント(0) · ブログ, 地域情報, 山武市, 山武市成東の放射線測定値, 成東

本日10:00現在、山武市殿台の放射線量は0.11μシーベルト/時でした。

 

さて、奇しくも昨日のブログで単位と測定方法の話をしたばかりでこんなニュースを見つけました。

<放射性物質>線量の独自測定広がる 統一調査求める声も

毎日新聞 6月2日(木)10時47分配信

福島第1原発事故の収束の見通しが立たない中、首都圏の自治体で放射線量を独自に測定して公表する動きが広がっている。夏が近づき、学校のプールや校庭の汚染状況を調べる自治体も出始めた。だが、各都県や市の測定方法はばらばらで、一部の専門家や団体からは信用性を疑問視する見方も出ている。市民の不安を払拭(ふっしょく)するために、統一的な調査を求める声が上がっている。【森有正、斎藤有香、吉住遊】

昨日の私のブログを読んでいただければ、測定の方法によって数字にかなりのバラつきが出るということはご理解いただけると思います。
計測器に表示される「数字だけ」なら、同じ場所にいても0シーベルト/時と出ることもあるし、0.40μシーベルト/時と出るときもあります。
要は1時間あたりの被曝量を、「短い時間に区切ってその間の被曝量が1時間続いた場合」を計算して表示するため、そのようなことが起こります。
もっと簡単な話をすると、自動車でどこかへ行く時、スピードが常に一定ということはありえません。赤信号もあれば一時停止もあるし、制限速度が30km/時の所もあれば2車線の広い道もあります。
出発して目的地に到着するまでの最高スピードが60km/時だったとしても、実際に1時間で移動した距離は20〜25km位になるはずです。
「スピードメーターでは最高で『60km/時』と表示されて、出発してから1時間経過したのだから、この車は60km進んでいるはずだ!」ということにはなりません。
放射線量の測定も同じことで、数秒あるいは数十秒の時間だけ切り取れば放射線を多く観測できるときもあれば少ない時もあります。
だから、この時の大きい数字だけを取り出して「ここは放射線量が高い」としたり、小さい数字だけを取り出して「ここは低い」とするのは間違いです。
ただ、ここで注意しなければいけないのは、瞬間的にはその数字が実際に事実として存在するということです。
ということは、何らかの意図がそこに介在すれば、バイアスのかかった数値を作り出すことも可能です。
瞬間的に低かったときの数値を示して「ほら、ここはこんなに安全ですよ!」と言う事もできるし、特定の思想や信条を持ったグループが極端に高かった瞬間の数値だけを示して「こんなに高い数値が出てます! 国や自治体の発表は信用できません!!」と言う事だって可能です。
「それなら、何を信用すればいいの?」ということになってしまいますが、情報とは本来そのように接するものだと私は思います。
テレビ、新聞、インターネットからクチコミまで、私たちは常に沢山の情報の中で生活してますが、ある1つの情報に対して、それが果たして正しい情報であるか、あるいは正しい解釈であるのかどうか、常に別の角度から検証するクセを付ける事がとても大切だと思います。
一人ひとりがそのように振舞うことが出来れば、「この水の飲めば放射能が無くなります!」とか「このサプリメントを飲めば体内の放射性物質が中和されます!」的な明らかに怪しい情報も、きちんと排除出来るようになるでしょう。
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