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10%の命を切り捨てる椎名山武市長の医療政策に怒り

2014年03月28日 · コメント(0) · 地域情報, 山武市, 成東

山武市の市長選挙まであと1ヶ月を切りました。

当社が成東で業務を開始して初めての市長選挙ですが、お陰さまで今回の市長選・市議補選では複数の候補者の方から印刷関係のお仕事を頂戴することになり、個人的にも大きな関心をもって見ています。

この前の水曜日、4月26日に椎名市長後援会のチラシが配布されましたが、その内容でどうしても許せないことがあり、一市民としてこれを放置することは出来ないと考え、私の考えをブログで表明しておきたいと思います。

椎名千収ふざけるな

 

「山武郡市の救急搬送患者の現状 90%以上は1次、2次救急の患者さんです。→さんむ医療センターは2次救急の機能を充実し、市民に寄り添う病院を目指します。」

とあります。

ただこれだけでは一見当たり触りのない内容に思えるかも知れませんが、椎名市長のこれまでの医療政策を検証すればこれがどれだけとんでも無い事なのか分かります。

私も移住してきて初めて知ったのですが、山武市を含む山武郡市は千葉県内でも「医療過疎」と言われており、特に「3次救急」に対応できる救急救命医療に対応できる病院が1つもなく、1分1秒が命に関わる救急(3次救急)患者は、ドクターヘリなどで遠方の旭中央病院や成田赤十字病院などに運んでもらうような状況です。

また私の経験でも、少し前に夜中に胆石発作が起こってのた打ち回るって苦しんでいた時、見える距離にいると言ってもさんむ医療センターに受入を拒否されて、東金病院まで行かなければならないということがありました。

さんむ医療センターは旧成東病院時代の医師大量退職事件以後、慢性的な医師不足を解消することが出来ず、「2次救急病院」の看板を出しながら実際には多くの救急患者が受入を拒否されて遠方の病院に運ばれています。

そこで、千葉県と山武郡市構成市町村により、3次救急に対応できる救命救急病院を建設する医療構想が、山武市の合併前にスタートしました。

しかし、8年前の山武市合併後初の市長選において、すでに旧成東町町長を退いて家族と共にアメリカで暮らしていた椎名現市長が、突然「このままでは成東病院がなくなります。私が成東病院を守ります。」と有りもしない争点をでっち上げ、見事に初代山武市長に当選しました。

その後、椎名市長は「計画には賛成だが、場所には反対。」という詭弁を弄し、旧成東町、旧松尾町、旧山武町、旧蓮沼村がそれぞれ議会で議決して参加した医療構想から一方的に離脱しました。

山武市が離脱したことで、大網白里町、横芝町、芝山町も相次いで離脱しましたが、計画は東金市と九十九里町で進められ、本年平成26年4月に東金インターそばに山武郡市で唯一の救命救急センターを備えた「東千葉メディカルセンター」(以下東千葉MC)がオープンします。

千葉県は山武市に対して、山武市民が3次救急(救命救急)を利用するための負担金として、年間245万円を拠出するよう要請していますが、椎名市長はその支払いを拒否しています。

このことについて、私は以前からとても不安に感じていました。

例えば、私が交通事故で瀕死の重傷を負ったとして、その時に山武市民だという理由で東千葉MCでの受け入を断わられてしまう事にはならないのでしょうか?

少し長くなりましたが椎名市長のこのチラシは、「救急患者の90%は1次、2次救急の患者なのだから、3次救急の病院になんか協力しませんよ。」というメッセージと理解しました。

つまり、椎名市長は今すぐ高度な治療を施さなければ死んでしまう10%の市民の命など、どうでも良いという考えなのです。

この様な椎名市長の医療政策は、市民として人として絶対に許す訳にはいきません。

これから先の4年間も、またこの様な考えの人を山武市の市長として戴く事は絶対にお断りです。

山武市長選には今のところ現職の椎名市長と、元市議の小川一馬氏が出馬を表明しています。

山武市民の皆さん、これから投票日までの間にそれぞれ良くお考えいただき、ご自分の思いを投票という行動で表しましょう。

 

参考:インターネット検索結果

椎名千収

小川一馬

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