先ほど知らない番号から電話がありました。
「三共標識ですか?」
「違います。三共標識って、インチキ会社ですよ。」
「そうなのよ。ウチも3000円払っちゃってたんだけど、今年は来ないから倒産しちゃったのかと思って・・・」
ということで、このブログを読んでいただいたからのお電話でした。
半年前にあまりにムカついたので違法行為と確認した上、実名で注意喚起させていただいた三共標識社。
もう一度簡単にご説明すると、駅前などに商店名などを記入した案内地図を違法に設置して、頼んでもいないのに半年毎に3000円を掲載料の名目で詐取する会社です。
お陰さまで「三共標識社」というワードでは、Google、Yahoo共にこのブログがトップに表示される様になっており、今回の様に少しでも被害に会われる方が少なくなれば本望です。
さて、その方のおっしゃていた事が気になって、三共標識社が今年(2012年)の2月に違法に設置していった地図がどうなっているか出勤前に確認したところ、その後更新された様子はなくそのままでした。
彼ら曰く「半年更新」なので、確かにもうそろそろ回ってきても良い頃です。
倒産したのか、それとも成東界隈にギャーギャー騒いでいる五月蝿いのがいるからもう来ない様にしているのか分かりませんが。
それにしても、こんなインチキ商売が21世紀まで続いていたことについては、ある意味評価に値します。
昭和の時代には
「消防署の方から来ました。実はこの度消火器の設置が義務付けられまして・・・・」
と言って『消防署の方角』からやって来た青い作業着を着たオジサンが馬鹿高い消化器を売り歩いたりしていましたが、そういう商売は「消費者保護」という観点から徐々に法の網が掛けられ、今ではそういった単純なインチキ商売はほぼ絶滅しています。
ポイントは、一般の消費者でなく商店や会社をターゲットにしているため、消費者行政がタッチしてこないという所だと思います。
現に私が市役所にこの件を報告に行ったところ、まず「消費者相談」の様な所に通されたのですが、彼らは私にひと通り話させた後
「ここは一般の消費者の相談しか受けられません。」
と言ってきました。
こちらとしても端から消費者相談などへ行くのはおかしいと思いましたが受付に案件を伝えた上で通されたので話しただけで、この対応にも腹がたったのですがそれは置いておくとして、恐らく消費生活センターなどへ行っても同じような対応になるではないでしょうか。
法人・個人事業主に対する悪徳商法からの保護という考え方はないのでしょう。
その事について異論はありませんが、この辺が三共標識社の様なインチキ商売が今まで残ってきた背景なのだと思います。
でも、これだけネットが発達した世の中になると話は別です。
行政が動かず、警察が動ける程でもない悪行であっても、多くの人が憤りを感じているのならその情報はネットに流れます。
彼らのように明確な違法行為(看板条例違反)があれば、少なくとも小ブログでは躊躇なく実名を公表できます。
消化器訪問販売のようなインチキ商売は絶滅しましたが、それでもどんどん掛かってくる法の網を何と掻い潜ろと悪知恵を働かせ、努力を惜しまず手を変え品を変え生き残っている悪徳業者もいます。
しかし、三共標識者は個人を対象にしなかったことでそういった努力をする必要なくずっと昭和のままの悪徳商法を続けて来られたが故、遅かれ早かれネット社会に破れて消え行く運命だと思います。
一連の三共標識社の件で感じたことは、自分は商売をさせて頂くにあたってウソや誤魔化しはせず、お金を払っていただくお客さんに喜んで頂ける仕事を続けていきたいということです。
三共標識社その後
2012年09月04日 · コメント(0) · ブログ, 地域情報, 山武市, 成東
タグ :
コメント(0)
コメントはまだありません。