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9月15日:山武市成東の放射線測定値

2011年09月15日 · コメント(0) · ブログ, 地域情報, 山武市, 山武市成東の放射線測定値, 成東

本日10:05現在、山武市殿台の放射線量は0.13μシーベルト/時でした。

 

昨日は東金法人会さん主催の「福島原発事故と放射線による健康被害」という講演会に行ってきました。

講師は安斎育郎先生という方でしたが、私がこれまで何回か聞いたこの手のお話の中では、ダントツに真っ当でしかも実践的な内容だったと思います。

私はどちらかと言えば「気にしない」というスタンスで、買い物をするときも産地などは未だに一切気にしないのですが、TVなどを観ているとかなりストイックな方も沢山いらっしゃるようです。

講演の中の福島県の農家さんの話ですが、広大な農地の表土を削り、独自に生産物の放射線検査をし、消費者に汚染されたものを届けることの無いよう大変な努力をされている方もいらっしゃるそうです。

そういう思いのこもった農産物を「福島県産」というだけで敬遠してしまうのは、私もどうかと思います。

ちなみに、牛肉の基準値である500ベクレル/kgの牛肉を200g(ステーキ1枚分程度)を食べても、天然の放射性カリウム(必須栄養素のカリウムの中には一定の割合で放射性カリウムが天然自然に存在します。)による被曝量の1/100にも満たないそうです。

 

それにしても、放射能に付いては呆れるほど間違った情報が多いこと。

「この水を飲むと内部被曝を防げる。」的な明らかにインチキと分かる物から、まことしやかな論文や資料でプレゼンしながら「微生物が放射性物質を分解」などと言って高価な怪しい液体が売られていたりします。

前にもこのブログで書きましたが、放射能は分子ではなくて原子のレベルの問題なので、化学反応や生分解などで決して無くなることはありません。

一時「ひまわりを植えると土壌の放射性物質が減少する。」などと言われ、実際にひまわりを植える運動なども行われていますが、ひまわりに限らず植物が土壌の放射性物質を吸収したとしても、それは放射性物質が土から植物に移っただけで、決して放射性物質そのものが減少することはありません。したがって、その後は枯れた後の植物の処理が問題になります。

ちなみに、ひまわりに付いては農水省の実験では土壌除染に殆ど効果がなかったそうです。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110914-00000965-yom-soci

 

また、事故を起こした原発に長時間突入する位の被曝をしない限り、体のダルさなどの体調不良の原因になることもありません。

放射線が人体に及ぼす影響は基本的に細胞の中の遺伝子を破壊することで、結果として遺伝子が破壊された細胞ががん化するというものです。

現在問題になっているのはこの部分で、長時間低レベル被曝することで将来がんが発生する確立が多少上がるのではないかと言われています。

直接的に健康に影響するほどの被曝というのは、完全に遺伝子が破壊されて細胞分裂=新陳代謝が出来なくなるレベルです。

新陳代謝が出来なくなると人間はどうなってしまうかという事はちょっと筆舌に尽くし難いのでここでは触れませんが、大変な状態になります。

ご興味が有る方はこの様な文献を参考にしてみてください。

朽ちていった命―被曝治療83日間の記録 (新潮文庫)
何が言いたいのかというと、何らかの被曝の影響が人体に現れたときは、もうすでに生死に関わる事態になっていると言うことです。

なので、頭痛も便秘も下痢も、倦怠感も肩こりも、基本的には低レベル被曝の影響ではありません。

 

講演の中で、「放射能は理性的に怖がることが大事。」と言われていましたが、正にそのとおりだと思います。

 

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