本日10:25現在、山武市殿台の放射線量は、0.09μシーベルト/時です。
さて、ここで改めまして色々な単位の頭につく「接頭語」についておさらいしてみたいと思います。
私が毎日このブログで示している数値は、単位時間あたりの被爆量を表す「シーベルト/時」ですが、単位の頭に「μ」という接頭語が付いています。
読み方は「マイクロ」。意味は「10のマイナス6乗」言い換えると「1/1,000,000」ということになります。
では、今日の数字が「0.09μシーベルト/時」ですので、接頭語「μ」を付けなかった場合には、「0.00000009シーベルト/時」になります。
私たちの身近な単位といえば長さ「m」(メートル)と重さ「g」(グラム)ですが、これらの単位を使うときにも接頭語がつくことが多いです。
皆さん気になる体重を表す場合はグラムの前に「k」(キロ)という接頭語が付いています。
1kg=1,000gということは皆さんよくご存知と思いますが、言うまでもなく「k」という接頭語は「10の3乗」すなわち1,000を表します。
また、長さを表す単位は「m」です。
私の身長は171.1cmですが、このメートルの前に付いている「c」が接頭語にあたります。
やはり皆さんご存知のとおり1m=100cmなので、接頭語「c」(センチ)は「10のマイナス2乗」すなわち「1/100」を表します。
人間の身長や胴回りなどのサイズは通常「cm」で表されますが、家の図面などのサイズになると通常「mm」で表します。
「m」(ミリ)も接頭語で、「10のマイナス3乗」すなわち「1/1000」を表します。
なぜ様々な数値を表すときにこのような接頭語を付けるのかと言いえば、それは「その方が分かりやすいから」です。
身近な数字に適切な接頭語が付いていない場合、
当社から東京までの距離:6500000cm
私の靴のサイズ:0.26m
先週買ったお米:10000000mg
ほしのあき:0.8m,0.6m,0.9m(小数点以下第2位を四捨五入)
みたいなことになってしまいます。
多少脱線もしましたが、何が言いたいかというと、放射線量などの数字を見るときにはこの「接頭語」にくれぐれも注意していただきたいと思います。
例えば「10μシーベルト/時」と「0.1mシーベルト/時」では、どちらが高い数値であるか分かりますか?
「μ」は1/1000000、「m」は1/1000でしたので、
10μシーベルト/時=0.00001シーベルト/時
0.1mシーベルト/時=0.0001シーベルト/時
なので、「0.1mシーベルト/時」の方が「10μシーベルト/時」よりも10倍高い数値ということになるのです。
数字を見るときには単位がとても重要なのです。
蛇足
「タ◯リン2,000mグラム配合!!」と「タウ◯ン2グラム配合 (^_^;)」は全く同じ事を言っています。
さらに、「タウリ◯2,000,000μグラム配合 ((((・∀・)))) 」でも同じです。
どんな場面でも「単位」は大事だと思います。
5月27日:山武市成東の放射線測定値
2011年05月27日 · コメント(0) · ブログ, 地域情報, 山武市, 山武市成東の放射線測定値, 成東
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