本日14:20現在、山武市殿台の放射線量は0.09μシーベルト/時でした。
さて、昨日のエントリーにコメントを頂戴しました。
毎日多くの方がこのブログをご覧になっているのはアクセス解析で見ていますが、実際にコメントをいただくと大変励みになります。
ありがとうございました。
土の表面近くの放射線量の測定ですが、実はすでに行っていてます。
海から少し離れますが、同じ山武市内の横田にある「たがやす倶楽部」さんで、不定期に実施しています。
一ヶ月くらい前のエントリーですが、空間と地表の放射線に付いてのコメントをしているのでご紹介いたします。
現在私が使用している測定器はガイガーミュラー管という素子を使った測定器で、測定器を通過した放射線量を数値化して表示するものです。
通過する放射線量=被曝量ということになります。
なので、分かることは「そこに放射線物質があるか」ではなく、「そこにいるとどれだけ被曝するか」という事になります。
地表近くに放射性物質が多くあるのであれば付近の被爆量が増える事が予想されますので、地上から1.5m程度の場所と比較して地表付近での被爆量が多ければ、そこに放射性物質が存在するという事が予想できます。
今のところ成東あたりでも横田あたりでも、空間と地表で放射線量が大きく変わるという事は、今のところ確認できていません。
むしろ、空間の放射線量が常に一定ではないので、地表近くと地上での放射線量の変化というよりは、時間の経過による環境全体の変化と考えたほうが良いのではないかと言うのが私の意見です。
かと言って、そこに放射性物質があるのか無いのかといえば、少なくとも私たちが環境から受ける被爆量は事故前の0.02~0.04μシーベルト/時から比べて2〜3倍になっていることは間違いなく、あることに間違いはないでしょう。
ただ、今のところ私の持っている原発の作業員さんたちが携行するくらいのレベルのガイガーミュラー式放射線測定器では、その違いは認識できない程度のものであるということだと思います。
当社のブログで現在地表面の放射線量をいつも測定していないのは、そのような理由からです。
5月22日:山武市成東の放射測定値
2011年05月22日 · コメント(2) · ブログ, 地域情報, 山武市, 山武市成東の放射線測定値, 成東
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zhenyou // 2011年05月22日 at 17:13
お忙しい中丁寧な回答をありがとうございました。
たがやす倶楽部さんで不定期に計測をされているのですね。大変参考になりました。
これからも訪問させていただきます。本当にありがとうございました。
admin // 2011年05月22日 at 18:39
とんでもないです。
これからもよろしくお願いします。